以前は書店でフラフラしながら、表紙のインパクトや帯のキャッチで本を選ぶことが多く、そうして選んだ中に「これ!」という1冊に出会ったときはすごく得した気分になれたものです。最近目の病気が原因でkindle派になってからは、書店での一目ぼれの出会いがなくて少し寂しい気分です。
この「海底の道化師」は書店で横目で見て気になっていたタイトルが、kindleの「おすすめ書品」に出てきたので、購入してみました。
大当たり~~~!!!
高嶺東子がかっこいい~~! このシリーズの主人公は碇拓真刑事、サブが有馬礼子刑事だと思うのですが、この2人以外のすべての登場人物を喰いまくってしまいます。
登場シーンがいい! 実は登場前に 有馬礼子がしごかれている「電柱」と呼ばれる女隊員が会話に出てくるのですが、あの「電柱」がこんなにかっこいいとは…!衝撃の登場でした。
そして本筋に関係ないんですが、男女関係も複雑で笑えます。事件解決後の飲み会での衝撃の真実は…大笑いです。
話の中にも出てくるのですが、日本の近海の警備に携わっている組織は多いですね。
海保、(湾岸署のような海のそばの)警察署、機動隊の水難救助隊、海技職員、そして自衛隊、この複雑な組織同志の意識の違いもこのタイトルで知ることができます。
「海猿」「踊る…」も面白かったのですが、お台場のテレビ局さん、このさん新東京水上警察シリーズをドラマ化されてはいかがでしょうか?
お色気もあるし、アクションもたっぷりだし、最近、警察ドラマ全盛でしょう?
このシリーズは面白いですよ~。