女性が活躍する刑事もは、ほぼ全作品手に取って読んでます。目の手術以降は、kindleにお世話になっています。Fire端末は多少重い感じがするのですが、美術関係のものも読みたかったので、カラー画面を選びました。文字を大きくできるのが便利ですね。同じ大きさで読んでいて、読みやすく感じると「おっ、少し回復してきたかな?」と前向きな気持ちになれるのもいいところ。
ところで、麻見和史さんの文書捜査官シリーズです。
容姿、性格ともに嫌いなキャラではなく、ファンになってしまいそうな主人公なんですが、これまで3冊読んで、いまいち没入できないのはなぜ?でしょうか?では
きっと「文書捜査官」というネーミングから、もっと犯人の残した文章から、あっと驚くプロファイリング技術で犯人像を導いて欲しいと思っているんでしょう。文章から書いた人のプロフィールを推測することが簡単ではないし、世間の人もSNSでなんちゃってキャラとか、まったく違う人格を演じることはよく目にします。それでも文章には本人の本当のプロフィールを推測させる何かが残ってしまう、というスーパー解析術を期待しているんですが、なかなか簡単ではないのでしょう。
「緋色のシグナル」では「品字様」(同じ漢字を3つ重ねた漢字 森とか¨)が重要なキーワードになってストーリーが展開するのですが、最後まで読んでもなぜ「品字様」?だったのかすっきりしない。「轟」でなくて「車」でもよかったんじゃない?と思ってしまう。
また、永久囚人では「77セグメント」がキーワードとなって展開していきますが、結局「文書捜査官」でなくて素人でもわかりそうな程度の謎しか隠れていませんでした。
というわけで、ここまではやや期待はずれな「文書捜査官」ですが、次作ではさすがプロ!とうならせてくれる謎を文章から探し出してくれることを期待しています。
基本的には好きなキャラなんですよ~!